赤血球数 ヘモグロビン量
ヘマトクリット (貧血の検査)
白血球数 血小板数

血液1マイクロリッタ(μl)あたりに含まれる赤血球の数で表します。
赤血球は組織への酸素の供給ならびに、組織からの炭酸ガスの運搬・排出をしますが、数が減ると身体が酸欠状態となります。
また、逆に多すぎると血液が濃くなって、血管がつまりやすくなります。

正常値は性別によって異なりますが、一般的には
 男性  430〜570万/μl
 女性  380〜500万/μl
正確には健康診断成績票の赤血球数検査の基準範囲でご確認ください。





ヘモグロビンは血色素とよばれ、赤血球に含まれる複合蛋白質です。
血液1デシリットル(dl)あたりに含まれる血色素量をもって表します。
このヘモグロビンが実際に体中に酸素を運ぶ重要な役割を果たしています。
ヘモグロビンが減少した場合が、貧血です。

正常値は性別によって異なりますが、一般的には
 男性  13.5〜17.5g/dl
 女性  11.5〜15.0g/dl
正確には健康診断成績票のヘモグロビン検査の基準範囲でご確認ください。





ヘマトクリットは赤血球と全血の容積比で、血液中の赤血球の割合をいいます。
ヘモグロビン値と連動しており、ヘモグロビンが減少するとヘマトクリットの値も下がります。
これらのデータをもとに貧血や多血症の種類を診断することができます。

正常値は性別によって異なりますが、
 男性  38〜54%
 女性  34〜47%
正確には健康診断成績票のヘマトクリット検査の基準範囲でご確認ください。






健康診断の血液検査で行われる赤血球数、ヘモグロビン、ヘマトクリットは貧血を知る大事な検査です。
また、この3つの検査値から次の3つの赤血球恒数を算出することができ、貧血の種類を診断するのに重要な情報を提供してくれます。

MCV(平均赤血球容積)
赤血球の平均容積を絶対値(fl)で表したものです。
これで赤血球の大きさが推定できるわけで、MCVの値が高いことは赤血球が大きい(大球性)ことを意味し、値が低いことは小さい(小球性)ことを意味します。
健康人は通常83〜93の値です。(正球性)
算出する式は、
 MCV(fl)=ヘマトクリット値(%)×10÷赤血球数(106/μl)

MCH(平均赤血球色素量)
個々の赤血球中に含まれる平均血色素量を絶対値(pg)で表したものです。
1個当りの赤血球に含まれるヘモグロビン量が推定できるわけで、この値が高いことは、1個当りの赤血球に含まれるヘモグロビン量が多い(高色素性)ことを意味し、
低い場合にはヘモグロビン量が少ない(低色素性)ことを意味します。
健康人は通常27〜35の値です。(正色素性)
算出する式は、
 MCH(pg)=ヘモグロビン量(g/dl)×10÷赤血球数(106/μl)

MCHC(平均赤血球色素濃度)
一定容積の赤血球中に含まれる血色素濃度を(%)で表したものです。
健康人は通常32〜36%の値です。
算出する式は、
 MCHC(%)=ヘモグロビン量(g/dl)×100÷ヘマトクリット値(%)

鉄欠乏性貧血に見られる小球性低色素性貧血や赤芽球性貧血に見られる大球性正色素性貧血などがこれらの値により診断することが可能となります。





白血球数は、血液1マイクロリッタ(μl)あたりに含まれる数で表します。
白血球は、身体の中に細菌や異物が侵入してきた際に、その異物を取り込んでやっつける働きをします。
身体の中で炎症を起こしていると白血球数が異常に増えます。
また、血液疾患でも増減がみられます。
喫煙者などでは増加します。

正常値は一般的には
 3300〜9000/μl
正確には健康診断成績票の白血球数検査の基準範囲でご確認ください。





血小板数は、血液1マイクロリッタ(μl)あたりに含まれる数で表します。
血小板は、出血のときに血管の壁で出血を止めるため血液を固める働きをします。
多くても少なくてもいろいろな病気が考えられますので、異常値の場合には精密検査をする必要があります。

正常値は一般的には、
     15万〜40万/μl
正確には健康診断成績票の血小板検査の基準範囲でご確認ください。